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2007年9月

2007年9月27日 (木)

エスプレッソの話

 コーヒーの飲み方として「エスプレッソ」というジャンルがあります。粉末状に挽いたコーヒー豆に高圧の蒸気(で押し出したお湯)を通して、コーヒー成分を一気に抽出する方法。マシンを使い短時間で抽出するので、エスプレッソ(高速の・英語で言うとエキスプレス、かな?)と呼ばれます。

 当店でエスプレッソ用の豆を販売するとき、いくつかのパターンがあります。1.当店でエスプレッソに使用しているブレンドをおすすめする。2.そのブレンドを基準に、もっと「マイルドに」「苦めに」のリクエストで新たにブレンドする。3.単品のお豆をお買いになり、お客様がお好みでブレンドされる。などなど。

Cimbali  いずれにしても、通常当店で販売している豆で作ります。たまに「エスプレッソ用に、もっと深い焙煎の豆はないのか?」とたずねられますが、めくら滅法に焦がした豆のエスプレッソでは、ただ苦いだけでエスプレッソに求められる濃厚で芳醇な味わいは出せないと思います。

 また、大手メーカーの「エスプレッソ用の豆」には、私どもであつかっているアラビカ種(ブルボン種やティピカ種などもこの仲間)と異なる、ロブスタ種(強い苦味と色がでる。ただし繊細な香味に欠けるとされている)が加えられていることも多々あります。この場合は「ロブスタを混ぜてこそエスプレッソ」という意見もあるので否定はしませんが、私の理想の味ではありません。

 家内がイタリア旅行に行ったとき、あちこちで飲んだエスプレッソも、苦いというよりコーヒーの旨味が凝縮されたものといった印象だったようです。シアトル系カフェやイタリア料理が普及し、エスプレッソが楽しまれるようになりましたが、優れたエスプレッソの基準はまだあいまいな感じがします。当店のエスプレッソは他のコーヒーのラインナップと同じように、私どもが「おいしい」と思うものを提案していきたいと思います。

2007年9月26日 (水)

大丈夫か?民営化

 当店で通販ご注文分の発送にゆうパックを利用しているのをはじめ、旅行のときには簡保の宿に泊まったり、私個人としては郵便局のファンです。とかく公的機関ゆえの短所を指摘されてきた郵政事業ですが、公営だからこそのおおらかさと言うか、良いところも確かにあったと思います。

 郵政公社がこの10月より民営化されるにあたって、為替料金の大幅値上げを実施するという書面が届きました。読んでびっくり仰天。通信販売の「ゆうパック代引き」でいただいた代金は普通為替で送られて来るのですが、その為替の現金化の手数料・一枚につき100円(当店負担)が一気に420円に値上げですよ!オーマイゴッドとはまさにこのこと。郵政公社に電話をかけ、地元郵便局の担当者に会い、昨日はそんなことで時間を取られてしまいました。けっきょく、郵便局に振り込み専用の口座を作ると値上げを最小限に抑えられるというシステムがあるとのことで、口座を新規開設することで一応は落着しましたが、それでも値上げは値上げです。当面、当社負担でがんばりますが・・・まいっちゃったな。

 今回の件で気になったのは、こんな大事な通知を出すのがあまりにも遅いということです。いち企業だから利益を確保するために値上げ。・・・・・なるほど。でも事務処理はあいかわらずおおらかですわ。・・・うーん。郵政民営化で「公営の長所を残しながら、民営の長所を取り入れる」そうですが、「公営の短所を残しながら、民営の短所を取り入れる」ことにならないよう、切に希望します。 

2007年9月21日 (金)

和栗のタルト

 和栗のタルトです。生の栗ときび砂糖がベストマッチ。さつまいものタルトとは合わせるクリームを変えていますので、食べ比べされても面白いと思います。よろしくお願いします。

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(家内・記)

2007年9月20日 (木)

受験の神様

 テレビドラマはほとんど観ないのですが、家族と一緒に「受験の神様」を観てからすっかりハマリました。いまでは熱い視聴者と言っていいでしょう。脚本が良くできていて、なかなか含蓄のある台詞が登場します。

 特に印象に残ったのは「これからの人生、人に傷つけられたり裏切られたりすることもたくさんある。勉強だけが自分を守ってくれる。」という、主人公が教え子の子どもたちに告げた言葉。この場合の勉強とは、自分が望んで得た様々な知識や、身をもって体験した経験値など広義の「勉強」をさします。「勉強が自分を守る」。まさに至言ですね。また、この言葉はどんなシチュエーションにも応用できます。

 たとえばHakoya。コーヒー屋として営業していくだけでも、当初の理想に向けてまっすぐ進んでいくのは意外に難しいものです。目標を見失ったり、失望したり、他人にだまされる事や他人と戦うことだってあるかもしれません。そのような時、自分を前進させる精神的な根拠は、それまでに学んだ多くの知識や経験を基にした「自信」しかありません。家内と協力してより良い店を育てるためにも、良い言葉と出会いました。

 そのようなわけで「受験の神様」の話題を「お気に入り日記」ではなく「Hakoyaの日記」に書いた次第です。幸い店のことに関しては、勉強そのものがなんでも楽しいので助かっていますが。

2007年9月19日 (水)

さつまいものタルト

 栗・かぼちゃ・さつまいも・・・秋ならではのケーキをお出ししています。

 いっけん地味だけれど「食べれば滋味」。私のケーキ作りのテーマですが、秋の食材は特にそれが現れるので、頭でイメージができるとすぐにレシピ作りにとりかかり、試行錯誤してみます。

Cake070919_1  写真は「さつまいものタルト」。タルト生地・ゴマとアーモンドのクリーム・さつまいものトッピング・・・。自分が食べたい味や食感に近づくよう、レシピや焼き方をひとつひとつ工夫してみました。コーヒーとの相性もいいうえ、サクッとしているのにしっとり。どうぞお楽しみください。

(家内・記)

2007年9月15日 (土)

ケニア「イアガス農園」

 ケニアのコーヒーは、主にヨーロッパや北アメリカで人気があり高級品としてあつかわれています。果物のような独特の香りや酸味が、肉類や乳製品を良く食べる国民の味覚にあうのかも、と私なりに推測しています。いずれにしてもケニアコーヒーは格調高いスペシャルティ・コーヒーでありながら日本での認知度がいまひとつなので、この香味をぜひ広めたいと思い、毎年何種類か良いケニアを限定販売しています。

 今年は、まず「イアガス農園」を選びフレンチローストで仕上げました。グッとくる苦味がまずインパクト大。そして深く炒っても消えない果実(アフリカの豆の特徴か、桃をイメージさせます)のような濃厚な香りと上品な酸味。どちらかといえば個性的な香味といえますが、素晴らしいコーヒーであることに違いありません。webショップでも販売を開始しました。どうぞお試しください。

 写真は、イアガス農園の品質管理の様子と、苗木。

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2007年9月11日 (火)

フライング?

 秋口に降る雨は、しとしと・・・。とても気持ちが落ち着きます。結果、考えがまとまったり、作業がはかどったりするので好都合。

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ちょっと早いですが、店内やショウケースのディスプレイをハロウィンに替えました。

どうぞお楽しみください。

(家内・記)

店主追記・・・これからハロウィン当日に向けて、徐々にディスプレイが増えていきます。思いがけないところに思いがけないものがあるかもしれません。お楽しみに。

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2007年9月 9日 (日)

卸売り

 台風9号が猛威を振るった先週後半、さすがにご来店も少なく、がらんとしていました。それでは暇だったかというとそんなことはなく、私はある卸し先様へ納品するコーヒーのことで忙殺されていました。

 業務用卸売りとひとことで言っても、いろいろな形があります。1・当店のブレンドをそのまま使う。2・卸し先様のご希望でオリジナルブレンドを作る。3・単銘柄をいくつかそろえてストレートで勝負する。4・単銘柄をいくつかそろえて、卸し先様がお好みでブレンドする。・・・などなど。どの形にしても、そのお店の個性やポリシーが表現され、私としても飛び切りのコーヒーを納品し卸し先様のお役に立つべく日々精進しているつもりであります。

 いずれにせよ先方の希望を具現化しなければなりません。当店のお客様はあやふやなイメージやもっともらしい能書きでは納得されませんし、もとより私も口八丁は苦手かつ大嫌いですので、提出したコーヒー豆そのものでお取引を決めていただきます。難しいのは「Hakoyaの味」というものがあって、私どもが「?」と思う焙煎度合いやブレンドのご希望は、製作を躊躇する場合もあります。そう、そのあたりが一番難しいところです。

 さて冒頭のお客様については、オリジナルブレンドと単銘柄のサンプル数種類を提出すること2回、めでたく納品となりました。

2007年9月 5日 (水)

家内のラジオデビュー

 本日、ラジオ栃木放送「JAからこんにちは」に、家内が電話にて出演しました。なんでまた?とお思いでしょうか。私もそう思います。

 じつはJA主催の農業教室に家内と娘が参加しており、その熱心さからラジオ出演の依頼が来たという次第。家内本人は園芸の話でもするのかなと思っていたところ、先方では「コーヒー自家焙煎」という商売が面白かったらしく、主にコーヒーの話題になったそうです。「面食らった」とは当人の談。私は接客していたので詳細はわかりませんが、後日番組を録音したテープをいただけるそうで、楽しみです。

 番組終了後、何年か前に実家にホームステイしていたフランス人のクレアが訪ねてきました。Hakoyaカフェに来るのは初めてです。当店には食べ物・食器・ディスプレイ・アンティークとフランス関連のものがそこいらじゅうにあるので、クレアはビックリしながらも大喜びして、会話は大いに盛り上がりました(彼女は日本語が上手)。その中でクレアいわく「こんなにフランスみたいで、お客さん来ますか?」とのこと。・・・・・・クレア、お手柔らかにシルブプレー!

2007年9月 4日 (火)

デパートのこと

 地方に住む私にとって、小さなころから「百貨店(デパート)」はハレの日の特別な存在で、アウトレットモールや大型スーパーモールが賑わいを見せている現在においてもそれは変わらず、やっぱり百貨店びいきです。

 ・・・でも、ここにきて相次いで、大丸と松坂屋はJフロントリテイリングに、三越と伊勢丹は三越伊勢丹ホールディングズに経営統合し、業界での勝ち残りを目指すという報道を聞きました。統合することで、お客様のニーズにさらに応えられるとの会見でしたが、デパートが巨大化すればもっと便利になるという大騒ぎとは裏腹に、各デパートそれぞれの個性が消えていくようで、とても寂しく感じてしまいました。

 個性の大切さについて考えることをこの秋の課題にして、答えを自分のお店に反映できるようにがんばります。     

(家内・記)

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