« 中米の旅・A面・コスタリカ2 | トップページ | Cafe&Restaurant 2010年3月号 »

2010年2月27日 (土)

中米の旅・A面・エルサルバドル

 いよいよこのたびも三か国め。エルサルバドルに到着。

Salvacarmen3_2  空港からいったんホテルに寄り荷物を置き、車でグングン高地を目指し「エル・カルメン農園」に向かいます。

 「エル・カルメン」は、この国では大きなプランテーションになります。まずは精製所を見学。近代的に整備され、清潔感が溢れています。パティオ(中庭)でパーチメントを干していました。作業しているおじさんがまたいい味出していて絵になるんだ、これが。 

 下の写真、左はその絵になるおじさん。中央の写真は、「出発だーっ、おー!」とバンザイしている麻袋(ウソ)。右の写真は、「イラマテペク火山」。農園はこのてっぺんのほうにあるというのですから、腰が抜けます。

Salvacarmen4  Salvacarmen2  Salvacarmen1_2

 畑に向かう車の座席が足りない、誰かトラックの荷台に乗ってくれというので、面白そうだと思い私と他二名のならず者が乗り込みました。 が、これがとにかくたいへんなことに。そもそもでかい石だらけで曲がりくねった悪路なうえに、乾期のためもうもうと立ちのぼる黄色い土ぼこりが容赦なく降りかかります。どっかんどっかん突き上げる荷台の上を転げ、全身から口の中まで土で黄色くなっておよそ一時間、どうにかコーヒーが栽培されている場所にたどり着きました。なにごとも経験と言いますが、ものには限度があります。

Salvacarmen9  そこから、今度は関係者全員が大型トラックの荷台に乗り込み、さらに標高の高いエリアに向かいます。ちなみに今度は人が歩くほどの速度だったので、まあまあ快適です。

 ・・・・・でもないか。

 しかしやはりそこで見た光景はすばらしかった。写真はイイダコの卵みたいにたわわに実ったコーヒーチェリー。まさに天国ですね。

 コーヒーの実を摘む人たち(ピッカーと呼ぶ)が大勢働いていて、収穫の真っ最中でした。地元の人たちのパートタイムジョブだそうですが、山のふもとからトラックの荷台に乗って、あの思いをしてここまで来るんでしょう?仕事とはいえ、感動を禁じえません。

 コーヒー豆によりいっそうの愛着が湧き、またおろそかにあつかってはいけないと、あらためて心に誓いました。どこに行ってもなにを見ても感動でいっぱいの旅でしたが、最後にまたひときわ胸を打つ場面が待っていました。私は幸せです。

 左の写真はピッカーたちの働く様子。重労働だと思いますが、休憩時間にはトルティーヤを焼いて食べたりしていて、なんかいい感じ。中央の写真は収穫したチェリーの計量。右の写真はカツーラのパーチメントと、大型の品種マラゴジッペのパーチメント。

Salvacarmen5  Salvacarmen6  Salvacarmen7  

 さて、長らくお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

 今回の中米の旅は、私のコーヒー屋としての人生観を変えるような出来事でした。ご協力いただいたLCF関係者各位、現地関係者のみなさん、見学先のみなさま、ありがとうございました。今後いっそう良いコーヒーを作ってまいります。

 そして、こころよく私を旅に送り出し、留守を守ってくれた家内と娘に、心よりの感謝をささげます。私は幸せだ。

« 中米の旅・A面・コスタリカ2 | トップページ | Cafe&Restaurant 2010年3月号 »

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31