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2010年9月

2010年9月30日 (木)

近況

 先日の見本市以降、商品を順次入れ替えています。入荷が遅れていたり、また届いても飾り棚に並べていない品物もあります。また定番品などで、完売・入荷待ちのものも、この時期けっこうあります。おさがしの商品が見当たらないときは、お声をおかけください。

 さて話は変わって。先週、東京で行われたLCF(スペシャルティコーヒー専門仕入れ協同組合)の総会に家内と参加し、コーヒーを科学的に検証するという講義を受けてきました。どの世界にも「常識の間違い」や「迷信」はついてまわるものですし、また悪気のない「思い込み」もあります。私たちプロのコーヒー屋は、お客様に正確な情報をお伝えする責任がありますので、知識のアップデートは必須です。

 この講義は完全にプロ向けに特化した内容で、充実しすぎているくらい。とても勉強になりました。「そうだったのか!」と目からウロコが落ちる瞬間は、いくつになっても刺激的なものです。学生のときより、オジサンになった今のほうが勉強が楽しいのは、皮肉ですが。・・・ま、それもいいか。

 帰り道、東京駅にあるいろいろなショップを見学したかったのですが、スケジュールの都合でほとんどパス。かろうじて、娘と身内におみやげを買って帰途に着きました。近いうちにまた行きたいけど、どうだろうか。あいかわらずとりとめなくて、すいません。では、また。

2010年9月25日 (土)

ケニアからやってきた!

 引き続きケニアの話題です。

 今回、ケニア「ガチャミ農協AA」の入荷に合わせて、ケニアのニット製品を販売することにしました。

Kenya100925  主に編みぐるみや帽子・マフラーなど。もちろんメイド・イン・ケニア。地元の羊毛を手で紡いで毛糸に仕立て、ひとつひとつていねいに編みこんで製作しています。写真を御覧ください。どうです、ファジーにゆがんだラインが味わい深いでしょう?なんともいやされます。

 物価の関係で日本ではお手頃価格ですが、ケニアでは高級品と見えて、タグに作者のサインが記されています。作者といっても、村の主婦のみなさんやお嬢さんたちですが。それでこそいっそう愛着がわくというものです。すっかり魅了されまして、ちょっとお店においてみたくなった次第。

 つきましては、ケニアを応援する意味で「Hakoya・ケニア・キャンペーン」です。このニット製品をお買い上げのお客様に「ケニア・ガチャミ農協AA」を100gプレゼントいたします。うーん、これはお得だ!

 ただひとつちょっと困ったことに、注文品がなかなか届きません。とりあえず入荷したものから順次棚に飾りますが、全部そろうのはいつのことか。ガチャミが売り切れた後だったりして(笑)。

 なにはともあれ、ケニアの手作りの逸品。かわいいものを愛する方に、ぜひ。

ケニア「ガチャミ農協AA」

 世界のスペシャルティコーヒー関係者の間で最も注目度が高い産地のひとつ、ケニア。オークションで価格を決めるシステムを採用しており、ここ数年価格が高騰を続けています。

Kenya05s  そんななか、去年も好評だった「ガチャミ農協」を確保しました。その格調高い香味は、さすがケニア最高峰。

 ケニア産コーヒーのなにがそんなに魅力かといいますと、やはりその味わいの芳醇さということになります。当店では、フレンチローストに仕上げていますが、深く焼いて苦味をクッキリ立たせたなかに、赤ワインのような甘い香りとヨーグルト風の軽い酸味が漂い、あ、なるほど素晴らしい、と納得。

 科学的に分析したわけではありませんが、この独特の個性は、ケニアの風土と大地の賜物だといって差し支えないでしょう。ケニアでは生産者がとても意欲的ですし、これからも次々と良いコーヒーが現れると期待できます。

 ケニア「ガチャミ農協」、とくに大粒に育ったAAクラスをご用意しました。経験上、「同じ農園の同じ品種なら、大きく育った実のほうが味が乗っている」と言えます。ぜひご賞味ください。

2010年9月21日 (火)

近況

 このところ、開業希望者なんだか同業者なんだか、アマチュアなんだかプロなんだか、得体の知れない人たちの来訪が続いて、若干閉口しております。

 迷惑だろうがなんだろうがこっちは客なんだぞ、と言いたいんでしょうがね。カネを払えばなにをしてもいい、ということではないんですよ。業界をかじった(かじろうとしている)人間が、このくらいのことも分からないのは困ったものです。

2010年9月17日 (金)

妖怪経営術

 先日「お気に入り日記」にも書いたとおり(「悪魔くん」参照)、巷では水木しげるブームです。ブームが必ずしも好ましいとは限りませんが、水木先生の著書が再版され本屋さんにいろいろ並んでいるのはとてもありがたい。で、我々もこのところすっかり水木三昧。

Kitaro100917  水木しげるのどこが好きって、妖怪研究の第一人者でありながら、じつは本人はそれほど妖怪に入れ込んでいないところ(笑)。ドライな認識といいますか、妖怪は民俗学や心理学、もしくは芸術の分野であると、こういうことらしいですね。オカルトにまるで興味がない私には、共感できるというか、しっくりきます。

 妖怪は、自然の厳しさ、権力の理不尽さ、社会の不条理さなどで人間が行き詰ったときに生み出されたものです。ひらたくいえば、「困ったときは妖怪のせい」にして、自分を納得させてきたわけですね。

 この妖怪出現のメカニズムは、仕事でも役に立ちますよ。適当な妖怪を作っちゃう。当店でも、ヒマなときは妖怪「閑古鳥」が屋根にとまっているはずですし、売り上げが少ない日は妖怪「お客遠ざけ」か、妖怪「ぜんぜんだめ」が出たんでしょう。逃げといえば逃げですが、不思議に気持ちが軽くなるものです。

 ちなみに妖怪は家庭にも出没します。お金がないときは、妖怪「財布あらし」がお金を食べたせいです。でもなぜかコレクションや洋服が増えていたりして、その場合、家内に妖怪「かたづけられないなら買うな」が取り憑くことになります。

 それはともかく、人生死にもの狂いで努力することも大切ですが、たまにはなんでもかんでも妖怪のせいにしてしまうのも、またひとつかなと思うこのごろ。

 逆に、やけに繁盛したり売り上げが良かったりするときもあるわけで、そのときは妖怪「やけに繁盛(って、そのまんま)」のおかげだと思えば、へんにうぬぼれなくてすみます。

 そんなわけで、めっきりゲゲゲなHakoyaにて、妖怪「こおひいうまい」といっしょに皆さまのお越しをお待ちしております。

2010年9月10日 (金)

近況

 昨日は見本市で買い付けするため、お休みをいただきました。

 会場を7時間歩き回りましたが、それでもとても全部は見きれません・・・・。消費・流通・流行、「日本ってスゴイ!」とつくづく感じました。いろいろ収穫がありましたので、検討しながら仕入れ、お店に登場させていきたいと思っています。どうぞお楽しみに。

Mickey100907

 さて、早いもので当店も7年目になりました。この先のこと、いろいろ思い巡らしておりますが、いつもぐる~っと廻ってたどりつく答えは1つのところです。

 でもお店は生き物だし時代も移ろいます。その変わらない1つの答えを実現するために、現場に立って、やり方を変えていく努力が必要なのですね・・・。この(いい意味で)負荷をかけることは、自分がものを感じ取るうえで必要なんだな、と思います。いつまでもこの負荷を楽しめるようになりたいなぁ。

(家内・記)

2010年9月 4日 (土)

風が吹く

 きちがいじみた暑さが続く中、それでも今朝は風の吹いてくる方向が北よりになっていて、あ、秋も遠くないと感じました。私は田舎育ちなので、季節を感じるのは、もっぱら「風のにおい」です。とくに朝や夕方、世間の様子はなにも変わっていないようなのに、一瞬、季節の移り変わりを知らせる風が吹く。立ち止まって振り返り、空を見上げたりします。

 それにしても世界は美しい。ほこりっぽい路地であろうと。雑草の伸びた庭であろうと。古ぼけた茶碗であろうと。娘が脱ぎ散らかした運動靴であろうと。私のような、ささいなことに腹を立てたり、つまらないことでクヨクヨする人間にも、風は分けへだてなく季節を運んできます。そのたびに、ただそこにあるものの美しさに気づく。やはり人生は生きるに値すると思わざるを得ない。

 どうにもね、風には弱いんです。

2010年9月 1日 (水)

近況

 ここ2ヶ月、右耳の高音難聴(高周波が聴こえない)が悪化して、病院に通っています。難聴といっても中音・低音は普通に聴こえますし、高音は左の正常な耳が補正するらしく、事実上まったく困りません。人間の体はよくできています、ほんと。ただまぁ、気にはなります。

 10年余り前、やはり高音難聴でお医者さんに診てもらったときには、「検査しても器官に異常は無いし・・・、ま、ストレスだね」とのことでした。その後コーヒー屋になって、いつの間にか不調を忘れていたので、「やっぱりコーヒーの仕事は俺に向いてるな。ストレスないもん」とか考えていたのですが、ちょっと油断したようです。

 焙煎という作業は、基本的には時間の経過と温度の上昇、つまりストップウォッチと温度計を手がかりに、自分が理想とするデータに沿って進めていきます。その中で「豆がハゼる音」も、焙煎の進行具合や状況を把握、および微調整するための重要なファクターです。焙煎技術者は味覚・嗅覚だけでなく、聴覚も大切にしなければいけません。

 テレビの健康番組などでは、「ストレスが原因の体調不良は、休養をたっぷり取るのが一番」と必ず言いますが、そもそもたっぷり休める状況なら病気にならないような気がします。よく「焼肉をもりもり食べてスタミナ補給」とか言いますが、まずスタミナが無ければ焼肉をもりもり食べられませんよね。あれとおんなじ。

 自営業者、というか私たちなんかはタイトスケジュールのほうが安心しますしね。うーん、休みかぁ。どうしたもんでしょ。

 前述したとおり、日常生活には支障ないものの、ヘッドフォンで音楽を聴いているときだけ、右の音がAMラジオみたいになってしまいます。ビートルズのステレオ盤、ファーストとセカンドはボーカルが右側なので、これがつらい!

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