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2011年1月

2011年1月29日 (土)

コスタリカ希少品種・エレクタ

 コスタリカ「コフィア・ディベルサ・ガーデン」の希少品種限定販売。第1弾の「ムルタグランデ」に続き、第2弾「エレクタ」をリリースします。

Costa_erecta  エレクタはティピカの突然変異種で、1913年にジャワ島で発見されました。樹がひょろひょろと細長い上に、枝が横ではなく垂直方向に伸びるので、「エレクタ(屹立している)」と名前がつきました。

 風に弱く、チェリーの結実も少なめ。ゆえに品種特有の香味を云々する前に、「生産性が低いため栽培されなくなった」のは、ディベルサが栽培してる他の希少品種たちと同じ。

 では、エレクタ香味です。私の感想を言いますと、まずカカオ99%のチョコレートのような、無糖ココアのような、苦味とコクを感じます(苦味が強いということではありません)。あとは若干のカラメルっぽい甘味かな。このあたりがエレクタの特徴だと思います。

 ちなみに、今回ディベルサの希少品種のサンプルをいろいろ試したのですが、どの品種にも共通してマンゴーのような甘酸っぱい香りを感じます。そして柔らかな口当たり。品種が違ってもある程度共通しているということは、これは気候や土壌、栽培方法や精製方法からくる特徴ではないかと考えています。

 いずれにせよ、コスタリカ「コフィア・ディベルサ・ガーデン」の逸品たち。極上のマイルドコーヒーと言ってさしつかえないでしょう。来週早々にネットショップにもアップします。よろしくお願いします。

 ※完売しました。ありがとうございます。

2011年1月27日 (木)

近況

 那須地区、現在午後5時。事務所に戻ってきました。外は冷たい風が吹いています。春はまだ遠い感じですね。

 ここのところ、いつもとは違った層のお客様もずいぶんいらっしゃいます。不手際がないようにと緊張したりして、若干ペースが乱れたかな、と感じるこのごろ。

 そんななか、本日福島県矢祭町の人気コーヒー店、「珈琲香坊」の長谷川さんご夫妻がお見えになりました。ご夫妻にお会いすると気持ちが明るくなりますね。この「陽のパワー」は見習うべきところであります。

 明日もまた張り切っていこう!

 みなさま、お風邪など召しませんよう。それでは、また。

2011年1月26日 (水)

グランレゼルバ完売

 当店を代表する豆のひとつ、グアテマラ「サンタカタリーナ農園・LCF別注品」。もともと標高1900メートル以上のエリアを指定して買っています。その中でとくに出来がいいとオーナーが薦めていた第5地区を「グランレゼルバ」として販売しました(関連記事)。当店も参加している仕入れ協同組合LCFの試みのひとつです。入荷したものを試した段階で手ごたえを感じ、急いで追加発注し、多めに確保しました。

 そしてもうひとつのグランレゼルバ、パナマ「ベルリナ農園・ティピカ・グランレゼルバ」。コーヒーの在来種の一つティピカを特別に栽培・精製し、真空パックで輸入するという、意欲的な実験を試みたものです(関連記事)。こちらも通常とは別の、スペシャルなあつかいで作られたという意味で、「グランレゼルバ」と名づけられました。もはや芸術というべき美しい豆でしたね。

 それら二つのグランレゼルバが、先日好評のうちに完売しました。お客様各位におかれましては、厚いご支持をいただき、心より御礼申し上げます。

 当LCFは、常にスペシャルティコーヒーを追求しています。「優秀な農園とパートナーシップを結ぶ」「信頼関係をもとに、品種・栽培・区画・精製などの特別注文」「真空パック、定温輸送などの取り扱い指定」といった、コーヒーの品質を高めるであろう様々なアイデアを試しているわけです。よって、LCFであつかう豆はそもそもがグランレゼルバ的であり、今後ますます品質を高めていく計画です。

 コーヒーファンの皆様、ご期待ください。ご期待は裏切りません。なにしろ今後の展開を一番楽しみにしているのは、私なのですから。

2011年1月19日 (水)

コスタリカ希少品種・ムルタグランデ

 先日予告しました、コスタリカの超マニアック農園「コフィア・ディベルサ・ガーデン(訪問時の関連記事)」から届いた貴重な品種「ムルタグランデ」を本日リリースしました(関連記事)。

Costa_multa  この「ムルタグランデ」、ちょっと変わった特徴を持っています。写真、ちょっと見づらいかな。この大・中・小の葉っぱ。これらは大・中・小3種類のコーヒーの樹からそれぞれ取ったもの。これがなんと同じ親なんです!実際見たときにはびっくりしました。世界は広い。

 同じ親から採れた種子ですので、発芽したものは同じように育つはずが、微妙な条件の違いでこれだけ違って育つという不思議な品種。理由は不明。あまりにも希少な品種ゆえ、遺伝子の研究などが省みられていないのかもしれません。

 今回販売する「ムルタグランデ」は、一番大きい葉のヤツです。樹の高さは2.5メートルぐらいですかね。ちなみに真ん中の葉は「ムルタメディアーノ」。樹の高さは1.8メートル弱くらい。一番ちっちゃい葉は「ムルタナナ」樹の高さは30センチぐらいしかありません。ムルタの種がどのタイプに育つかの確率は3分の1ずつだそうです。ここにも神秘を感じます。

Costa_multa2  さて、希少だ貴重だといっても、コーヒーである以上おいしくなければ困ります。ムルタグランデの香味は、パイナップルやマンゴーのような南国フルーツ系の甘酸っぱさ(酸味はそこそこで、甘酸っぱい香りに特徴があるととらえてください)、甘いコクが広がるという、極上のコスタリカらしさを感じさせるものです。

 コフィア・ディベルサの希少品種、5種類を順次販売しますので、興味をお持ちのお客様には、ぜひ飲み比べていただきたいと思います。

 店頭およびネットショップ(もしくは御電話かFAX)でお求めください。よろしくお願いいたします。

※完売しました。ありがとうございます。第2弾をお楽しみに。

2011年1月18日 (火)

下野新聞に記事掲載

 下野(しもつけ)新聞に、記事が載りました。といっても事件を起こしたのではありません。SCAAカッピングジャッジを取得したということで、取材してくださったわけです。

Shimotsuke110117s  さすが地元有力紙。身内のものなどは、この記事を見てカッピングジャッジのバリューに気づいたりして、・・・・・まあ、世間とはこういうものであります(笑)。

 珈琲の専門誌や情報誌に取り上げられるときも、もちろん反響はありますが、今回はごくごく一般の方からの問い合わせが多く、これを機に、今以上にスペシャルティコーヒーが広く地元の皆さんに認識されたらいいな、と思っています。

 SCAAカッピングジャッジ取得については、以前この日記に書きました(関連記事)。私にとって重要なのは、そこで学んだ技能を生かして、より良いコーヒーをお客様にご提供していくことです。

 技能を修得していく、経験を積んでいくということは、当店に対するお客様の目もどんどん厳しくなっていくわけで、考えたら自分でハードルを上げているといえますね。好きなことですので、望むところですが。

 「資格とか鑑定とかたいそうなことを言って、それでこれかよ」なんてツッこまれるのは、死んでもイヤですしね。やるべきことはいつまでもなくなりません。

 あ、それから関係者や知人の皆様、多くのメッセージやコメントをありがとうございました。なかにはヘンなのもありましたが(笑)、とにかく気にかけていただいて感謝です。

 それでは。また。

2011年1月16日 (日)

「コフィア・ディベルサ・ガーデン」予告です

 今週一週間、店頭売りや通販など通常業務のほかに、取材を受けたり、ちょっとした私用があったりして忙しくしておりました。日記を更新できなくてすいません。本日は限定販売の予告をします。

Coffiadiversa110116  ご好評をいただいています「中米の貴重なスペシャルティコーヒー・限定販売シリーズ」。

 パナマ「ベルリナ農園・グランレゼルバ」の完売に続き、コスタリカの「コフィア・ディベルサ・ガーデン」の超貴重な品種を5種類、満を持してリリースします。

 コフィア・ディベルサは200種類もの希少品種を栽培しているという、世界でも類を見ない特殊な農園です。しかも公的機関ではなく、私設農園というのが驚き。オーナーのゴンザロさんはコーヒーに興味があるあまり、銀行関係の仕事から転身。コーヒー農園、しかも品種の研究所というべき実験農園を個人で作り上げた人。マニアの極北といえましょう。

 実際訪れてみると、コフィア・ディベルサ、広い広い。しかもきれいに整備され、品種ごとに洒落た現代アートっぽい表示板を設置。コーヒーへの深い愛情が感じられます。やはり究極のマニアック、だ(関連記事)。

Cofiadiversa110116b  ディベルサの特徴、訪問時のエピソード、希少品種についての詳細などは後日おいおい書いていくつもり。それにしても個人でこれだけのことを実現させるとは、世界にはすごい人がいます。

 写真はそのゴンサロさん。ディベルサ農園を案内してくださるときも、コーヒーに関することならどんなことでも楽しくて仕方ないといった様子。農園のオーナーという立場ながら、興味の持っていきどころや、面白がり方が、要は「コーヒーが好きなんだよね」というスタンスで一貫しています。

 そこが一番すごいと思うんです。私もコーヒー好きからコーヒー屋の主人になった者として、尊敬せざるをえません。商売と健全なアマチュアリズムの両立は、私にとって永遠のテーマであります。

 例によって適当に話がそれたところで(笑)。コスタリカの「コフィア・ディベルサ・ガーデン」から、超貴重な品種の登場。来週から、順次販売開始です。

2011年1月 9日 (日)

壁紙の音楽

 音楽が好きなので、当店のBGMは私が担当しています。Hakoyaのイメージに合ったものを選曲し、ハードディスクレコーダーに記録。気分で適当に流しています。今風のジュークボックス感覚というと分かりやすいですかね。当店の音響機器については、「お気に入り日記・Hakoyaのオーディオ」をご参照ください。

Music110109b  かのエリック・サティは「壁紙のような音楽」を提唱したそうです。これは、BGMとしての当たり障りのない音楽ということではなく、あたかも部屋を覆う壁紙が生活空間を演出するように、「適度な主張で住まいの居心地を洗練させる、計算された楽曲」のことだと私は解釈しています。

 さて、ひとくちに店舗のBGMといっても、「良い音楽の定義」はそれこそオーナーさんの十人十色。家が建つほどのハイエンドな機械を設置し音楽をじっくり聴かせるお店もあれば、とくに音楽にこだわらないとか、あえて音を流さず雑踏が雰囲気を作るという方もいます。どのやり方が正解ということはありません。

 当店に関して言えば、開業前、まだがらんとした店舗に取り付けた、たいして高価でもないけど思い入れたっぷりに選んだオーディオから、ブロッサム・ディアリーの声が空間に浮かび上がった瞬間。Hakoyaのあるべきビジョンが、はっきり像を結びました。その感激を生涯忘れることはないでしょう。それは、私と家内の店が始めて呼吸した瞬間ともいえます。

 店舗にまつわるひとつひとつを手がけていく楽しさ。快適な空間のための壁紙を選ぶように音楽を選び、お店いっぱいに音楽を貼っていく楽しさ。つまり、店作りとはそういうことなのだと思います。

2011年1月 4日 (火)

迎春

 明けましておめでとうございます。大晦日は例によってクッタクタの状態で蕎麦をすすり、ジャニーズカウントダウンを観て、「2011年に来るのは関ジャニだね」とか言いながら身を横たえ、「家内、今年もお疲れさま」「いえいえ主人、こちらこそ」「なんだか暖かくなってきたね」「きれいな音楽が聴こえてきたね」とか言いながら、フランダースの犬のように安らかな眠りにつきました。

Osechi110101_2  そのまま天に召されるかと思いましたが、ありがたいことに目がさめ、元旦です。オーベルジュのおせちと四季桜・花宝で祝うお正月も、縁起をかついで10年目になります。写真が毎年おんなじみたいでなんですが、一応記録のために載せておきます。

 朝、娘と三人でおせち。その後、私の実家でおせち。次の日には家内の実家でおせちと、もう御馳走との格闘といった風情であります。さらに今年の正月休み3日間は生産的なことを一切しないと決めていたので、食っちゃ寝、食っちゃ寝、一年分だらけてみました。で、まぁ肥満したと(笑)。

 気合を入れてだらけていたので、もちろん3日間テレビもろくに見なけりゃパソコンにも触りません。たった3日間とはいえテレビやネットからの情報が遮断されると、世間から取り残されたような気がして不安になるかなと思っていたのですが、逆になんだか気持ちが楽。これは意外な発見でした。

 つまり、情報に関して言えば、普段の生活でたっぷり肥満していたことに勘づいたわけです。情報化社会といわれて久しい昨今、情報が多ければ多いほど有利、情報は万能であると考えがちです。しかし体に贅肉があるように、時代に追い立てられるように集めた山のような情報には、たとえば嘘やホラ、根拠不明、どうでもいい、など不要もしくは有害な「贅肉的な情報」もどんどん紛れ込んでいる疑いがあります。

 贅肉情報がムダに蓄えられれば、当然脳ミソの切れが悪くなります。私も情報に惑わされて判断を誤ることが最近多いな、と反省してたところです。情報も食べ物と同じで、自分でコントロールしないと心の生活習慣病になる、といったところでしょうか。

 かつまた、私などもこうしてホームページで情報を発信している立場ですから、「無添加の健全な情報」をお届けする義務があります。そういえば以前、同じようなことを書きましたっけね(2006年・参考記事)。

 ・・・・・なんだか、いかにもブログブログした小論文になってしまっていやだなぁ。つまりその、今年もはりきって良い仕事をしていく所存だと言いたいんです、私は。

 さても皆さま、本年もご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

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