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2011年2月

2011年2月25日 (金)

コスタリカ希少品種・ディラアルゲ

 コフィア・ディベルサガーデンの希少品種、ご好評のうちに第四弾「ディラアルゲ」販売開始です。くちはばったいようですが、国内でも販売しているところは限られており、また毎年味わえるとも限らない希少な豆ですから、ぜひ体験されることをお薦めします。

Diversa_mill  さて、この「ディラアルゲ」、例によって生産性が低いため、今日では省みられなくなった品種のひとつですが、なかなか興味深い来歴を持っています。

 そもそもは、コーヒーの発祥の地とされるエチオピア特有の野生品種。ディラアルゲという村の近くで発見されたとのことです。その後はるばるコスタリカまで運ばれ、なんとか種を保っている次第。かのスーパースター品種「ゲイシャ」によく似た境遇といいますか、由緒正しさであります。

 レーズンやブルーベリー、もしくはイチゴのような甘酸っぱい香りがします。香味も、つややかな酸味を感じさせるもので、このあたりも「ゲイシャ」と一脈通じるものがあるように思えます。ま、あまり言うと誤解を生むのでやめますが、エチオピアの野生種特有の香味の傾向が見て取れるのは間違いのないところ。

Diversa_lunch_s  右の写真は、ディベルサガーデン入り口近くのレストラン。アロハシャツにM51パーカという、暑いんだか寒いんだかわかりかねるムチャな服装をしています。コーヒー農園の視察は、常夏の街を出発して、肌寒い農場を見てまわるので、いきおいこんな格好になっちゃうんですね。私がイカレているのではありません、・・・たぶん。

 というわけで、個性派、「コフィア・ディベルサガーデン・ディラアルゲ」販売開始です。

※完売しました。ありがとうございます。

2011年2月24日 (木)

ブラジル「マカウバ・デ・シーマ農園・ブルボン・ECOウォッシュト」

 ブラジルの名門、「マカウバ・デ・シーマ農園・ブルボン・ECOウォッシュト・LCF別注品」(長い)が入荷しました。

Brazil_cima_1011  当店が開業したころ、LCF発足当初からの付き合いになります。ずっと手堅く良い豆を作り続けている姿勢は、生産者の鑑。お付き合いできて幸せです。

 シーマで栽培されている品種は基本的にアカイアなのですが、LCFのリクエストに応えてブルボンを植え、昨年、初めて出荷されました。甘いコクがありつつも澄んだ味わいで、さすがにうまい!と感激したものです。

 そのブルボン、今年もよりいっそう洗練された良い出来です。エコウォッシュト精製という、水を必要最小限しか使わない地球に優しい技術で豆が美しく磨かれています。

 そしてまた、パッケージデザインがこれまた洗練されていて美しい。ずっとながめていても飽きません。またブラジルから日本まで、はるばる運ばれてきたにもかかわらず、汚れもなくとてもきれい。農園でいかに大切にあつかわれていたかが伝わります。

 味わいは、くっきりとしたカラメル系の香ばしい苦味。ブラジルとしては、ずいぶん厚味のあるコク。最高級のブラジルのひとつと言っていいでしょう。毎年同じようなことを書いていますが(笑)、それはつまり、シーマがいつだって頼りになる優れた仕事をしてくれているということです。

 ちょうど当店でメインにしているブラジル「ダテラ農園・ブルボンスペシャル」が完売しました。ダテラ新豆の販売開始までの間、マカウバ・デ・シーマ農園・ブルボン・LCF別注品を販売します。よろしくお願いいたします。

2011年2月22日 (火)

森の定食

 那須地区も、ようやく春の足音が聞こえ始めました。おかげさまで忙しくしております。昨日の定休日も、用事はいろいろあるものの、支払い業務以外はあえて予定をいれず完全OFFに。気持ちが安らぐ食事がしたいということで、高林にある、ごぞんじ「自然食レストラン・創造の森」さんへ。

Souzounomori_3  創造の森さんの農園や近所の農家で育てられた、旨味も香りもいっぱいの野菜。

 その丹精こめた野菜たちをふんだんに使った「森の定食」。美しくも可愛らしい盛り付け、清々しい味わいは、こころ穏やかな時間を過ごすにはぴったり。もう私たち二人、朝から「森の定食」に決めてましたとも。

 お昼時、お店はずいぶんにぎわっていて、オーナーさんも大忙し。でも、ぼーっと待つのも思えば贅沢なものです。ここんとこ、毎日急き立てられるようだったからなぁ・・・・・。

 という感じで、「素敵に、なんにもしない」一日に、森の定食で花を添えて、ハッピーな休日でありました。

 さて本日、リフレッシュして仕事なり。持ち場に戻ります。それでは、また。

2011年2月18日 (金)

エチオピア・イルガチェフェ・G-1、追加で確保!

 エチオピア・コーヒー。その熟した桃を思わせる甘いアロマで、根強い人気があります。なにしろコーヒーの起源はエチオピアとされていますので、その意味でもリスペクタブルな産地と言えましょう。

Ethiopia3  と、ここまではいいのですが、エチオピア・コーヒー、なにしろ入荷が安定しない。そもそも国情というか政策が安定しないからなんでしょう。

 ほんの4年くらい前までは、農園指定で買い付けることができました。「ミスティバレー」などはセミウォッシュト精製とナチュラル精製を買うことができ、その丹精こめて作られた香味は、まさに伝説と言っていい出来栄えでした。

 その後、農業政策により、生産者単位の売買から農協単位の売買になり、農協にて管轄の生産者の豆が混ぜられるようになりました。

 そしておととし。今度はいくつかの農協を地区ごとに混ぜちゃえということになり、うーん、これでは、トレサビリティもへったくれもあったもんじゃないわけです。

 困ったことになったなぁと思っていたら、その代わりということでもないのでしょうが、「G-1」を作るとの案内がありました。「G-1」とは、不出来な豆を徹底して取り除き、高品質な豆だけを選りすぐった最高グレードということになります。通常、そこまでやると経費倒れで商売にならないので、「G-2」が一般には優良品として流通しています。

 で、その「エチオピア・イルガチェフェ・G-1」、コストがかかり高価ではあるものの、さすがに選別を極めただけあって素晴らしい品質。ほっとして販売を開始し、ご好評をいただいてきました。

 そのG-1の在庫がそろそろ底をつくので、G-2に切り替えやむなしと残念に思っていたところ、なんとか追加で確保することができました!ああ、よかった。G-2になっちゃいそうです、とアナウンスさせていただいたエチオピアファンのお客様、事情が変わりました(笑)。

 そのような次第で、「エチオピア・イルガチェフェ・G-1」。当面、販売を続けます。ぜひぜひよろしくお願いいたします。

2011年2月17日 (木)

オフ

 久しぶりの完全オフ。那須のリビングストンカフェさんで昼食です。ホントおいしいし、盛り付けもきれい(って、写真がなくてすいません)。近々登場予定らしい、グリーンカレーも見逃せないぞ、こりゃ。

Coffee110217  こちらはカフェも素敵ですが、販売しているネイティブ系のシルバーアクセサリーやファブリックがすごいことになっています。洒落たランチのあと洒落たシルバーなんかながめていると、自分がシャレた人間みたいに錯覚しちゃいます。

 総責任者のタカクさんがおっしゃるに、「基本は、普通には見つからないもの」とのこと。そうですね、当店もそのポリシーで奮闘しています。よいお店が近所にあって心強いかぎり。

 で、ペンドルトンのネイティブ柄ブランケットを購入。さっそく店で使用。うん、やっぱりいいね。

2011年2月12日 (土)

コスタリカ希少品種・プルプラセンス

 コスタリカの希少品種、コフィア・ディベルサの限定販売。第三弾「プルプラセンス」の販売を開始しました。

Coffiadiversapurp1  プルプラセンスは、ブルボンの突然変異種になります。若い葉っぱが赤紫色なのでこの名前がつきました(下の写真、向かって左参照)。香味もなかなか良いし、干ばつに強いのですが、収穫量が低いため一般には作られなくなったようです。

 その香味はかなり良いものがあります。砂糖を焦がしたような、もしくはこんがり焼けたパンのような香ばしい香り。それゆえカラメルを思わせる甘いコク。ディベルサおなじみの、かすかなマンゴー系の甘酸っぱい香り。普通に手に入らないのが残念です。

 下の写真、右はプルプラセンスの樹。お世辞にも生い茂っている感じではありませんね。味わいが良くてもこの収穫量では、生産者が二の足を踏むのもうなずけます。コフィア・ディベルサの努力のおかげで、現在、日本でこれらの品種を飲めるのはそうとうラッキーなことではないでしょうか。

 コスタリカ「コフィア・ディベルサガーデン・プルプラセンス」販売開始です。

※完売しました。ありがとうございます。

Coffiadiversapurp2  Coffiadiversapurp3

2011年2月10日 (木)

ネットにまつわる考察

 最近「ブログに載せるから」という理由で、顔写真いいですか?コーヒーを淹れてる写真いいですか?とか、店内でブログを書くからノートパソコンの電源を貸してよとか、けっこうムチャブリがあります。察するに、ネットで紹介するから特別あつかいせよと、こういうことらしい。

 少し前までは「ブログに載せるから」と言われれば、ありがとうございます、なんて笑っていたものですが、近ごろちょっと事情が変わってきました。

 協力できることはいいとして、できないことは恐縮しつつお断りします。そしてそのとき、なにかこう、「ネットで紹介する」ことが一種の「圧力」になってきているようで、居心地の悪さを感じるこのごろ。でもそれで当店が方針を曲げることはありません。

 おそらくムチャブリ系ブロガーの人たちも、常識がないだけで、悪気はないのかもしれません。人を審判する立場にあると勘違いしているだけかもしれません。しかし無邪気だからといって、人を傷つけていないとは限らないのがネットの世界です。

 当店もこうしてブログで情報を提供し、ときに意見を述べますが、店のサイトである以上、素性を公開し、一切の文責を負っています。匿名の記事とは本質的に違います。

 いずれにしてもネットの情報は、善意で運営されてほしいと願っています。店を経営していると、なかなか思ったことを発言できない立場だったりします。ブームに水をさすつもりはありませんが、いささか窮屈なので、今日はちょっと書いてみました。それでは。

2011年2月 6日 (日)

コフィア・ディベルサから見る未来

 コスタリカ、コフィア・ディベルサ・ガーデンの限定シリーズ。おかげさまでご好評をいただいております。入手できた数量が極端に少ないため、結果として「限定販売」と謳っていますが、セールスポイントはもちろん限定でも希少性でもなく、その味わいです(関連記事1)(関連記事2)(関連記事3)。

Coffiadiversa  ご存知のとおり、コーヒーは日常の飲み物として、世界中で大量に消費されています。生産者としては少しでも多く収穫したいので、「実の数が少ない」「病気・害虫に弱い」「栽培に手間がかかる」などの生産性の低い品種は、たとえ味が良くても淘汰されてしまった、という歴史があります。

 近年、スペシャルティコーヒーという概念が定着し、香味が優れているコーヒーは高値で取り引きされる市場が形成されました。意欲的な生産者は手間やコストを惜しまず、高品質なコーヒーを作るようになったわけです。

 そこで、この「コフィア・ディベルサ・ガーデン」です。200種類の希少品種を育てているのは、どう考えても常軌を逸しているように見えます。しかしこれは、スペシャルティコーヒーを愛している人達への、「コーヒーの世界はもっと広く、深く、楽しいんだよ」というメッセージのように、私には思えます。

 オーナーのゴンサロさんは心からコーヒーを愛する、私たちの仲間でありヒーローであるといえましょう。

 このところ、コーヒー価格の暴騰が世間を騒がせています。原因については、いろいろな人がいろいろな所で語っているので省きますが、要は豆の需要に対し供給が足りないため価格が上がっている、と。

 この状況のなか、私としては、嘆くよりも先に今後のコーヒー生産について関心があります。つまり生産者が、「足りない豆を補うため、香味より生産性優先の品種に切り替えていくのか」、それとも「高く売れるのを期待して、生産性よりも香味優先の品種を育てるのか」、そこです。

 未来図は今だ混沌、といったところですね。個人的には、適正利潤を元に、生産者のさらなる品質追求の試みがなされることを期待します。

 写真は、ディベルサのスタッフさんと、とりあえず果肉を剥く脱穀機。もちろん巨大なマシンもありますが、なにしろ極小ロットの膨大な品種です。こんな機械が活躍しています。スタッフさんの、農園ロゴ入りのキャップがお洒落。

2011年2月 4日 (金)

近況

 ちょっとストレスで壊れかけましたが、無事持ち直しました。

 さて、昨日は仙台の人気コーヒー店「珈琲まめ坊」の青木オーナーが、遠いところわざわざおこしになりました。着々と夢を実現されていらっしゃるようでなによりです。このアグレッシブさは、勉強になります。あ、そういえば、あまり私達を先輩とか言うのは止めてください。青木さんも立派な経営者なのだから、こっちが居心地悪いです(笑)。

 コーヒー屋をやっていると、様々な職種のオーナーさんのお話をうかがう機会があります。うかがっていてためになるのは、やはりプラス思考のお話ですね。

 ・・・・・なんか長くなりそうだな(笑)。店が忙しくなってきました。それでは、また。

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