« 2011年4月 | トップページ | 2011年6月 »

2011年5月

2011年5月28日 (土)

コスタリカ「ロス・クレストネス・LCF別注品」

 中米の希少&優れたスペシャルティをご紹介するシリーズ。震災騒ぎで中断していましたが、いよいよ再開です。

Costa_crest1  今回リリースするのは、コスタリカの「ロス・クレストネス」。山のてっぺんで最高品質のコーヒーを作ろうと実直に取り組んでいる、小農家の集合体です。そのフレッシュな味わいで、昨年もたいへんご好評をいただきました。

 中米のコーヒー生産国は、国土の小ささゆえ生産量が少ないのですが、そのぶん品質を向上させる情熱に燃えています。実際に訪問してみて、そのていねいな仕事ぶりに感激したものです。

 クレストネスへの訪問記は、こちら「中米への旅・A面・コスタリカ2」を御覧ください。

 コスタリカのコーヒーといえば「ハニーコーヒー」。ハニーコーヒーとは、パーチメントを覆うミューシレージ(粘膜)を何%除去するか、どれくらい残すかで精製後の香味が違ってくるという考え方。そのコスタリカでの呼称です。必ずしも甘味のことを言っているわけではなく、この場合、「ハニーがおいしさのイメージ」だと解釈します。

 ミューシュレージの残量の香味への影響、その重要性はここ数年スペシャルティコーヒーの世界で、注目されています。小農家の集合体であるクレストネスは、その規模の小ささを逆手にとって小回りを利かせ、実験と検証を行っています。

 小さいものは小さいなりに、適した道はあるということですね。ただ、常に前進していないと、その道が見つけられないのだと思います。クレストネスの皆さんに、深い敬意を持ちました。

 それほど丹精こめたクレストネスのコーヒー豆ですから、酸素に触れないよう真空パックのうえ頑丈なダンボールに詰めるというLCFバキュームパック仕様で日本にやってきます。

 香味の特徴は前述しましたとおり、フレッシュな味わい。柑橘系果物を思わせる、明るい酸味と甘味。う~ん、ハニー! 

2011年5月25日 (水)

近況

 個人商店も、これでなかなか忙しい。以下は昨日のスケジュール。

 用事その1。ショップカードの残りが少なくなっていることに気づき、リニューアルすることに。デザイン担当は、私です。あまりにもあぶなっかしいという声もありますが、いつもどおりビビるより楽しんじゃえの精神でやっつけました。今回は「シンプル」をテーマに、使う色は2色、フォントも3種類で作成してみました。印刷屋さんにデータを送ってひとまず完了。

 用事その2。店舗と倉庫の鍵が壊れた(正確に言うと、強風が当たり続けて細かい砂が鍵の内部にたまった)ので、N住宅さんにお願いし、修理。続いて、店舗外側の窓枠や木の柱の風化をメンテナンスする打ち合わせ。

 用事その3。五月に入って、庭の草木も伸び盛り。伸び放題すぎて、美しいのを通り越してやや見苦しくなってきたので、Cガーデンさんと剪定の打ち合わせ。および、以前から考えていた庭造りのプランを打ち合わせ。

 用事その4。私の愛車、15年物のプジョー。新車のときはつやつやだったシルバーのお肌も、さすがにカサカサになってきました。とはいえ手放すつもりはまったくないので、AWヤマザキさんにコーディネートをお願いし、グラスコーディング&室内クリーニングを依頼。ピカピカになって帰ってきました。一応、仕上がりを確認。

 これらの用件をこなしつつコーヒーの仕事までしているのだからたいしたものです。・・・あ、いまのは冗談ですからね。微妙なジョークにちょっとナーバスなこのごろ(笑)。

 えー、私のデザインごっこはさておき、仕事をお願いしている職人さんたちは皆さん、腕も人柄も素晴らしい。敬意を持てる方々に仕事をたのめるのは、考えてみれば幸せ、かつ贅沢なことです。私も技能で生きている者として、ぜひみなさんを見習わないと。

 さて本日は、朝から顧問税理士と毎月定例の打ち合わせ。それから卸先様各位に臨時休業の業務連絡。あとなんだっけ・・・。そうだ、新豆の記事も書かなきゃ。

 というわけで、近況報告でした。気持ちに余裕がないときはブログの作文もどこか窮屈ですねぇ。では、また。

2011年5月20日 (金)

消耗品か

 ニュースを見るにつれ、かえすがえす東日本の経済が受けたダメージの甚大さに、暗澹たる気持ちになります。

 かくいう(有)須藤商店も、今期の目標は下方修正か(笑)?などと冗談はともかく、被災地を初めとする東日本の事業者は、苦しさをぐっと呑み込んで、底力を見せるべく立ち上がっています。皆さんの姿を拝見し、私は日本人であることを心から誇りに思います。

 さてそんななか、ニュースでは「法人税を増税か?」などと言っています。・・・要するに、必死で立ち上がろうとしている事業者の杖を蹴飛ばすと、こういうことですか。

 さらに、返す刀で「消費税もアップか?」などと言っています。要するに、心をひとつに復興支援をしている消費者のポケットに手を突っ込んで、もっとカネ出せやと、こういうことですか。

 さらに、ドサクサ紛れに「電気料金も値上げ検討中?」だとか。要するに、・・・ああ、もういいや。

 なんて正義のないニュースばかりなんだ。

 どうしてやる気をなくすようなことばかりするんだ。

 責任の所在をはっきりさせないような小ズルい連中にうっかり金を渡そうものなら、どこかに消えてしまうに決まっています。消えてもいい金なんかあるかい。

 お金を使うのなら買い物なり募金なり、心の通じる相手に渡しますよ。国民は権力の消耗品じゃないんだ。

2011年5月13日 (金)

近況

 GWが終わりました。、ご来店いただきましたお客様ありがとうございました。

Flower110514_3  差し入れやお土産等もいただいたりと、本当にありがとうございました。

 今週は、通常のお仕事の他に会合が2件と取材があり、バタバタしています。情報誌の取材は、本日終わりました。ご担当の記者さま、お世話になりました。終始和やかにお話できてうれしく思っております。

 残す会合は子ども会。今年は当番ということで、会合場所の予約、会合の資料、お茶の準備等、仕事の合間に段取りをあれこれ。いままでは、会合に出席するだけで慌てて行っていましたが、今年はそれじゃ間に合いませ~ん(汗)。過去担当されていた役員さんがたはこうやってこられたのだなぁ、と実感しました。主人に資料作りを手伝ってもらい、なんとかスタンバイ。いつもドタバタしているので何か抜けている気がしちゃいます・・・・(笑)。

Kaigou110514  名フォローしてくれるお母さんがたに恵まれて、とても感謝しています。今年度、どうぞよろしくお願いします。 

(家内・記)

2011年5月11日 (水)

GW終わる

 震災から二ヶ月が過ぎました。午後2時46分、家内と黙祷。祈ることが多すぎて順番に並べることさえできませんが、とにかく良い国に建て直していくことを誓いました。

 ゴールデンウィークは、例年通りとまでは言えないものの、それでも大忙しでした。つまり那須地区には多くのお客様がいらっしゃったわけで、まずはよかったよかった。那須高原を愛してくださる皆様には、心より御礼申し上げます。

 なかには、「観光客いないねー。風評被害だねー」と主張する方もいました。公平に見て同意できないのでうなずきませんでしたが、私の接客は間違っていただろうか(笑)?ま、なんにせよ風評被害を発明するのはやめていただきたい。

 それにしても今年のGWは長かった。しかもありがたいことに忙しかった。自分たちの時間はほとんど取れませんでした。それでも、ヒマをみつけて家族で出かけたり、ちょっとした買い物をして、気持ちのテンションを維持するように工夫はしたつもりです。

 とはいっても、最近はやりの「ガンガン遊んで、日本を元気に」というおおげさなヤツではありませんよ。遊ぶのがスローガンになっちゃうと、ちょっとしんどい。「義のために遊ぶ」のは太宰にまかせて、私は自分の気持ちの向くほうに、自分が楽しくなるように歩いているほうがいいなぁ。生産も支援も復興も、誰かの旗振りで動くより、自分のペースでコツコツ実行したほうが疲れませんからね。なにしろ先は長い。

 あ、そういえば「お気に入り日記」の記事になるようなものもいっぱいあるのですが、これはまだ気乗りがしないので、しばらく中断でいいや。

 なにはともあれ、GW中多くのご来店をいただき、本当にありがとうございました。これからもいっそう気合を入れて働きます。それでは、また。

2011年5月 8日 (日)

コロンビア「トレド・タママウンテン」

 コロンビアのコーヒーは、本来アラビカ種ティピカが主要品種でした。ブルボンと並び、その香味が賞賛されるティピカ。残念ながら病害虫に弱く、手間がかかるわりに収穫が少ない。そこで政府主導によりバリエダコロンビアなど、改造品種に植え替えられました。

Colom_tamamt  で、生産性は上がったものの、肝心の味が不評(笑)。大雑把に言ってこのような流れで、コロンビアコーヒーはしばらく低迷していました。

 しかし例外はあるものです。たとえば当店であつかっているコロンビア「オズワルド農園」などごく一部の進歩的な生産者は、あえてブルボンやティピカを作り、コロンビアの底力を見せるというか、高い評価を得ています。

 そしてこのたび新入荷のご紹介をするのは、コロンビア「トレド・タママウンテン」。トレド・ラバテカ地区というところに、いまではコロンビア内に10%もいないであろうティピカの生産者(小農家の集合体)を発見。当店の所属するLCF用に、生産を依頼しました。

 試行錯誤の結果、今回のLCF別注品はティピカ7割・カツーラ3割のミックスタイプになっています。「ティピカ100%」と言ったほうが体裁がいいのですが、コクを充実させたいため、この仕様に落ち着きました。

 「タママウンテン」とはラバテカ地区の近くにある山の名前にちなんでいます。FNC(コロンビア生産者連合)の命名。なんかかっこいいぞ。

 コロンビアの名声の根源、伝統のティピカ。探し求めたかいがあって、「タママウンテン」は澄んだ酸味と、高貴な苦味・甘味を堪能できる、素晴らしい仕上がりです。

 改造品種のコロンビアコーヒーにいまひとつぴんとこなかった方。「タママウンテン」をぜひお試しください。

2011年5月 6日 (金)

タンザニア「ブラックバーン農園・AAクラス」

 名実共にタンザニアナンバー1の呼び声が高い、「タンザニア・ブラックバーン農園」。ちょっと前に新豆が入荷していましたが、その他の産地のマニアックな豆をご紹介していた関係で、リリースが若干遅くなりました。お待たせいたしました。

Tanza_black6  例年通り、大きく育った「AAクラス」を確保しました。

 余談ですが数年前、AAクラスが完売したあと、ABクラスを引き続き販売したことがあります(価格は下げました)。そのとき、「同じ農園の同じ品種」が前提であれば、やはりAAクラスのほうがキャラクターが明確に現れている、平たく言うと香味が充実しているとの確信を得ました。当店がAAクラスを推奨するのは、経験上の根拠に基づいています。

 あ、AA、AB、その下のC、などクラス間の品質を比べる場合、違う農園や違う品種を比べちゃダメですよ。理科の授業でも教わったとおり、テーマ以外の条件を揃えないとそもそも比較できません(笑)。たまにその類のお問い合わせをいただくので、念のため書いておきます。

 さて、今年のブラックバーンでは豊作で、しかも収穫した豆の70%がAAクラスの条件を満たすほど生育がよかったとのことです。確かに、通を唸らせるであろう、極上の味わいであります。売ってるこっちがワクワクしちゃいます。

 香味についての私の感想は、レーズンのような甘い香り・軽い無糖ヨーグルトを思わせる酸味・焦がした砂糖のようなしっかりとした苦味、といったところでしょうか。この個性はフレンチローストで活きてくると判断しました。

 お待たせしました。「タンザニア・ブラックバーン農園・AAクラス」、リリースです。

2011年5月 1日 (日)

ブラジル「ダテラ農園・ブルボンセレクト」

 毎年好評のブラジル「ダテラ農園」の新豆が入荷しました。当店では、ダテラ農園の品種の中でブルボンを選りすぐった「ブルボンスペシャル」をあつかっています。

Daterra110430  今年はなぜか「ブルボンセレクト」と改名したようで、確認したところ、内容は例年通りスペシャルなブルボンで間違いないとのこと。たしかにセレクトのほうがより正確ですね。

 ダテラ農園・ブルボンセレクトの魅力は、なんといっても「折り目正しい香味」だと考えています。コーヒーの評価に折り目正しいというのもなんですが、雑味がなく端正な味わいは、お坊ちゃんというか育ちの良さをうかがわせます。

 スペシャルティコーヒーの概念のひとつに「産地・品種・精製などに基づくキャラクターが明確に現れている」ことが必要とされます。ダテラ・ブルボンセレクトの場合、その個性が「折り目正しい」ということになります。他のキャラクター全開の産地に比べると、一見地味かもしれませんが、誰からも好かれる持ち味ともいえます。

 で、ダテラのスペシャル仕様といえば「真空パックのペンタボックス」。各種、優れた農法に関する認証がブレザーのエンブレムのごとく印刷された頑丈な箱に守られ、糊がビシッときいたワイシャツのような真空パック。「BOURBON」と名札までついてる。これを育ちが良いと言わずしてなんと言いましょう。パブリックスクール出身?

 おおげさな前置きになってしまいましたが、ブラジル「ダテラ農園・ブルボンセレクト」、今年もがんばって1,050円=200gの手頃な価格でリリース。坊ちゃんは意外に気さくなものです。

« 2011年4月 | トップページ | 2011年6月 »

2020年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31