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2014年5月

2014年5月27日 (火)

子供はOK?

 言うことを聞けないお子さんと、しつけができない親御さんには閉口させられます。

 こういう場合の対処としては、せっかくご来店いただいたことですし、まずは静観することにしています。エスカレートして、ものを叩いたり蹴ったり汚したり、目に余るときには注意します。他にお客様がいらっしゃるときには、なおさらみなさんのおくつろぎタイムを邪魔させるわけにはいきません。

 先日もそんな騒ぐ子供がきまして、例によって親はちゃんと注意できないんですが、とりあえず好きにさせておきました。そしたら親がキレ出したわけです。さすがにガツンと子供を叱るのだろうと思ったら、あろうことか私に向かって「ダメだこの店!」「いつも豆を買いに来てるんだけどなぁ!」とか吐き捨てて帰っちゃいました。

 ・・・ありゃなんだったんだ?と、あとからどう検証しても、こちらに落ち度があるとは思えません。ま、私のウンザリした顔が気に障ったか、気まずくなって店の人間に八つ当たりしたか、そんなところでしょう。でも、公平に見て、気に障っていいのは私や店内の他のお客様ではないでしょうか(笑)。

 いつも買いに来ているというわりには印象がないのですが、それはまぁいいでしょう。ただ、買いに来てやってるんだから子供が騒いでも我慢しろ、シカトしてないでヘコヘコご機嫌とれと言われると、情けないというか悲しくなってしまいます。

 私は商品を販売して代金を受け取っていますが、カネを恵んでもらっているわけではありません。子供に親の姿を見せるなら、他者と自分、互いを尊重する姿勢を見せたいものです。

 我が子は家庭の主役かもしれませんが、王様ではないと私は考えています。ましてや他人にとってはただの子供です。

 私も子を持つ親として、親御さんの気持ちは痛いほどわかります。でも痛いほどわかったうえであえて言いたい。「親が家来になることないじゃん」。

 今回はなんだかヤなネタでブログを書いちゃいました。こんなネタはもうたくさん・・・。

2014年5月23日 (金)

キャラ設定

 10年ほど前の話になります。よく来てくださるお客様がいらっしゃって、「今日は、疲れたから強めのコーヒー」とか「胃の調子が悪いから弱めのコーヒー」とか、注文に一言リクエストを添えてらっしゃいました。

 私も豆の個性を考えて選んだり、濃くしたり薄くしたり、駆け出しなりに懸命に応えようとしたんですが、そうこうしているうちに、そのリクエストが「気分をハイにするコーヒー」や「雨の日に合うコーヒー」など、なんだか解釈が困難なものになってきました。こちらも「それは苦めの豆ということでよろしいでしょうか?」「それはマイルドな味わいの豆でよろしいでしょうか?」と現実的な話に引き戻そうと努力しつつ、正直まいったなーと思い始めましてね。

 ある日、そのお客様が友人をお連れになり、おっしゃった一言が衝撃でした。「この店は処方箋コーヒーの店だから」。

 ・・・処方箋?お客様の顔色やご様子をみて、飲みたかったコーヒーをたちどころに理解・ブレンド・抽出し、提供するという。

 できますかいな、そんなこと。なにしろオカルトや都市伝説が大手を振っていた当時の喫茶業界に、正確な情報と確かな品質で新しい風を吹かせたいというのが当店の立場でしたから(今でも鋭意奮闘中)、いくら相手をシラケさせたとしても、お客さんといっしょになって酔いしれるわけにはいきません。

 断じて違う!このままでは深みにはまる!と思い、「メニューにあるものをご注文ください。豆の説明はします。対応できるのは濃いめ薄めに抽出することくらいです」と冷や汗かきつつ軌道修正しました。

 もうこのお客様はみえなくなったので、ここに書いたしだい。

 例えばテレビや映画なんかでカフェが舞台の場合、たいてい客と主人がおとぎ話や禅問答みたいなやりとりで人生や夢を語ったりして、おもむろに主人がほほ笑みながら「人生を変える一杯」を差しだしたりします。

 そのような演出も、それはそれでカフェの世界のバリエーションとしてはアリですし、「処方箋コーヒー」の店もどこかにあるかもしれません。ただ、Hakoyaはそれが得意じゃないだけ。

 このエピソードの教訓は、「店のキャラクター設定は、店側で」ということです。お客様側からのキャラ設定だと、そのキャラ設定がズレていた場合、時間がたつにつれお互いにとってストレスの原因になります。

 考えてみれば人間関係もそうですよね。相手が決めたキャラ設定だと、相手の期待通りに動かないと「えー、がっかりー」とか言われちゃいますからね(笑)。後悔だけが残ります。「俺はこんなヤツだけど、それでよければ付き合おうぜ」と、あまりハッキリ言うと角が立ちますので、そこは上手に伝えてですね、まぁ、いい感じで。

 えー、なんの話でしたっけ。あ、そうそう、このブログもそんな理由で書いてるんです。では、また。

2014年5月 8日 (木)

リフレッシュ考

 今年のGWは暦の都合で2ブロックに分かれた感がありましたが、多くのご来店をいただきました。まことにありがとうございます。

 楽しく仕事ができたので自分としては満足ですが、さすがに少々疲れがたまりました。で、試してみようと思ったのが、近ごろ話題の「エナジードリンク」とやら。なんでも、若者の嗜好がコーヒーから、より刺激の強いエナジードリンクに移っているとの話もあります。こりゃ、聞き捨てならねぇぜってことですね。

 売り場には、いつの間にやらたくさんの種類のエナジードリンクが並んでいます。つまりそれだけ支持されてるんだねぇと妙に感心しちゃいました。どうやら栄養ドリンクカテゴリーのバリエーションなんですかね。一昔前はビジネスマンが24時間戦えますか、ファイト一発!とばかりにグイッと飲み干していたあれが、今風のパッケージをまとって若者層の需要を開拓し始めたという印象を持ちました。

 なかには、「カフェイン増強のコーヒー飲料」といった倒錯気味の商品もあり、このあたりになるとなんだかわけがわからなくなってきます。まぁ今回は当たり障りのないところで、カフェインが多く含まれていると書いてあり、テレビCMで聞き覚えのある商品を2種類選んでみました。

 で、飲んでみた印象ですけど・・・、効き目があったといえばあったような、ないといえばないような・・・。まぁ私はカフェインに慣れているのかもしれませんし、ここでエナジードリンクの効能についてどうこう言えませんが、CMで描かれているような、脳みそに電流が走ったり体が炎に包まれたりということは、正直ないかなと。

 ちょっと拍子抜け。けっきょく家で淹れたコーヒーの深い香りに包まれ、あぁやっぱこれだよねぇと体のすみずみまで癒されたしだい。どうやらリフレッシュのための飲み物として、自然食品(植物の種)であるコーヒーが忘れられることはなさそうです。

 ここでまた誤解がないように書きますが、エナジードリンクを宣伝されているほどすごい商品だとは思わないものの、けなすつもりは毛頭ありません。ちょっとリフレッシュしたいときの選択肢が増えるのは、豊かな社会という意味でいいことです。

 ただ「やっぱりコーヒーって素晴らしいなぁ」と感慨をあらたにしたと言いたいわけです。私はこれからも、素晴らしい飲み物であるコーヒー、しかもできうる限り高品質なもので、お客様の大切なひとときに花を添えていきたいと思ったのでした

 うん、いい結論だ。では、また。

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