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2014年6月

2014年6月28日 (土)

訪ねてくる人

 このブログでもときどき記事にするように、たまにカフェ開業希望者の人たちがやって来ます。

 私としては、希望者が自分を頼って来てくれたんだーなどと、そこまでうぬぼれてはいないので、なんでウチなんかに?といぶかしく思っていたわけです。で、だんだん気がついてくるんですが、要するに「Hakoyaのオヤジはお人よしだから、訊けばなんでもしゃべる」と思われてるらしいんですよね。

 あのさぁ、なんだよそのキャラクター設定!俺は、あの、あれだぞ、ジェントルマンだから優しく口きいてやってるだけだぞっ!むしろ気難しくてすぐ怒るんだぞっ!と、ひとりで立腹しても始まりません。ていねいに人と接するのも、ときに自分を不利にするものです。

 そのようなしだいで昨日もそんなのが来ました。それにしても、現役の店からタダで情報を聞き出そうなんて、虫が良すぎ。

 というか無駄なんですよね、開業についてプロに訊ねて回っても。プロは、自分ちの豆を卸せるとか、のれん分けをアピールできるとか、具体的なメリットがなければ志願者にタダで開業のコツなんか教えないもん。

 プロが開業希望者にタダで情報を提供したとすれば、それはたいして役に立たない情報だと知りましょう。

 さて、一口に開業希望者といっても、どこかの店で修行していて独立する人は、師匠を頼ればいいのだから、ウチなんかを訪ねてくるのはおそらく独学の人でしょう。

 独学でプロになりたいなら「カフェ開業セミナー」でも「カフェ開業本」でも情報源を探して、まずはキチンと対価を払って必要な情報を手に入れるしかありません。

 もっとも、それなりのお金をつぎ込んで手に入れた情報が、正しい情報とは保証されないのが難しいところ。ヒントを言いますと、知れば知るほどヤル気が無くなるのが、業界の実態にそった生きた情報。やたらに希望がわいてくるのが、自分以外の誰かが儲かる情報。そんな感触です。

 そこでどうするか、ってことですよね。

 ・・・はっ、プロはタダでものを教えないとか言っておいて、本当に役に立つ情報をタダで書いてしまった(笑)。

 俺って、やっぱりお人よしなのかなぁ・・・。そんな感じです。トホホ。では、また。

2014年6月21日 (土)

犬も歩けばビンテージ

 先週、街歩きをしていたらデッドストックの美濃焼ポットを見つけました。

140621pot 正直言ってそれほど貴重品ではないといいますか、見てのとおり比較的近い時代の生活用焼き物ですね。美術品として作られたものではありません。

 それでも生活用品ならではの「用の美」は感じられますし、意外にあちこち丁寧に柄が入っています。あっ、この技法は今では英国のバーレイ社あたりしか採用していない絶滅危惧の技術、銅版画による絵付けじゃないですか。これは贅沢!

 ビンテージ品販売、というよりは倉庫一掃セールっぽい手ごろな値段だったこともあり、ひとつ買いました。うーん、これは掘り出し物。・・・・・コアな骨董ファンの方、笑わないでちょ。

 さて、このポットを買ったお店が、デパートなどに入っているチェーン展開の雑貨屋さん。主にアンティーク風の復刻品や、ちょっとこじゃれたアパレルを置いている、なんというかその、よくあるタイプのお店。でも積み上げられた商品をかきわけると、なぜかフィンランド製のサンタクロース人形なんかがあったりして、こりゃあなどれないってわけで、たまにチェックしてるんですよ。

 で、ちょっといいモノ見つけたと。この嬉しさ。歩いてみるもんですね。

 インターネットで宝探しをするのもそれはそれで面白いですけど、ネットの場合、基本的に好みのジャンルのショップを巡ったりして、発見する商品はやや予定調和の部分もあります。予想すらしなかった名品との出会いがしらの感動、という意味ではやはり実店舗めぐりです。出会おうと思って欲張ってるときに限ってなかなか出会えないところが、また奥が深い。

 このあいだも、デパートの在庫セールにて英国製の人形を8割引きで発見。コレクションしているタイプでしたから、そりゃもう躍り上がりましたよ。まぁすぐには売れないだろうと、持ち合わせでひとつ買って、他のも買おうと後日あらためて行ったら売り切れでした。ね、奥が深いでしょ(笑)。

 Hakoyaでも、自分で買い込むばかりじゃなくて、コレクションで同じものが集まりすぎちゃったビンテージや、レアなコレクタブルズを、ときどき店頭に並べています。お客様と商品の、出会いがしらの感動を演出する側になるのも楽しいものです。

 街にはお店屋さんがたくさんあります。いいもの探しに歩いてみませんか、って話でした。では、また。

2014年6月 4日 (水)

街を歩く

 このごろアイディアというか気力というか、アウトプットするばかりでインプットしてないなーと考えておりました。朝から焙煎を開始して日中は店に立ち、仕事が終わって夕飯を食べて本かなんか読んでたら一日終わり。家の敷地から一歩も出ない日さえある始末。

 いくらなんでもこりゃいかん、このままでは魂の抜けガラ、悲惨なおっさんニートだぜ、というわけでここのところ定休日にはもっぱら家内と「街歩き」を実行しております。先月は宇都宮に4週連続で通っちゃいました。

 宇都宮といってもいささか広うございます。今回ひらめいたのは宇都宮の中心部、再発見の旅(笑)。

 今日び宇都宮もクルマ社会の宿命なんでしょうか、郊外のショッピングモールに人気が集中しているって話がありまして。で、宇都宮駅からオリオン通りあたりの街の中心部・旧繁華街は商業地としては不便だと。いわゆる空洞化っていうんですか。

 うーんそんなもんかなぁ、でも待てよ・・・、郊外型ショッピングモールは利便性ゆえに、画一的といえば画一的。ということは不便だとされる中心部は、むしろ独自に進化しているのではないだろうか?

 そんな発想で宇都宮中心部の街歩きを開始したのですが、期待通りそこは時空をも超越したノスタルジックでハイパーな不思議スポットでいっぱいでした。いやぁハマったハマった。

 路地裏に突然ぽつんとある雑貨屋さんやケーキ屋さん。いかにも隠れ家といった風情のレストラン。いやにマニアックな洋服店。ボロボロの焼きそば屋さんなんかには「ハズすかも・・・」と入ってハズしてみたり、謎の矢印をたどったらやけにおしゃべりなおじさんの駄菓子屋さんがあったり。猫の額ほどの土地にぎゅうづめの屋台村とか、ゴーストタウン化した区画を若いオーナーたちがリノベーションして、新しい商店街を形成している、なんて発見もありました。

 最先端の感覚が歴史ある街並みに融合している、とでも言うんでしょうか。実際歩いてみてこのバイブレーションに浸るのこそ、街歩きの醍醐味かもしれません。ま、これから探索する方のために、これ以上こまかくレポートするのは止めておきますけど。

 定休日といってもなんらかの業務が入ってしまい、丸一日自由ということもなくて、できるだけ早めに家を出発し、娘が帰宅する前に戻ってくる感じのタイトスケジュール。でもタイトだからこそ集中できたとも言えますかね。

 さて次はどこへ行こう。な、家内。では、また。

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