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2015年5月

2015年5月29日 (金)

近況

 暑い日が続き、初夏というよりもはや真夏の那須地区ですが、今日は久々に涼しくてホッとしております。これだけ陽気がいいと、当店の庭の草木も伸びまくります。そりゃもうビックリするくらい。私も植木バサミで剪定のまねごとをしたりしますが、当社園芸部長の家内は常に庭や鉢植えの手入れで大忙しのこのごろであります。

 ホッとしたといえば、本日は29日ですが金曜日なので事実上の晦日。取引先への支払いや、経費の引き落としが集中します。振り込みをしたり、口座の残高を確認したり、毎月のこととはいえ経理部長でもある家内は、ここでも大忙し。無事、支払い完了。お疲れさまでした。

 自営業とは、取引先に迷惑さえかけなければ、なにをやっても自由な反面、取引先に迷惑をかけたらそこでジ・エンドという掟があるわけです。当店はありがたいことに、10年余りつつがなくやってこられましたが、これからも浮かれずに、取引先各位にも一目置かれるいい店づくりをしていきたいと思います。

 近況報告。今日はこんなところです。ではまた。

2015年5月16日 (土)

地酒、よちよち歩き5

 たまに地酒のことをブログに書いています。いま日本酒は、米・麹・酵母といった「本来の原材料」だけで「本来の日本酒」を醸す蔵が、その技術や品質を世に問う新時代だとのこと。「地酒の世界」が再評価されつつ盛り上がっているんだそうで、あぁ俺は良い時代に生きているんだなぁとウキウキしながら地酒を楽しんでおります。

 ただ、ブームと言っていいんでしょうかね。地酒は文化だよねみたいな、へんにスノッブな価値観があるらしく、ウチのブログ程度のことに思ったより反応があって、なんだかちょっとしたツブヤキとか書きづらくなっちゃいました。

 こないだなんか、なにがどう伝わったんだか、ある業者が「いい酒、教えるよ」って営業に来ましたからね(笑)。ちょっとボカして書いていますが、本当の話ですよ。

 仕事中に、当店のコーヒーに興味が無い人の相手をするのは虚しいものですが、一応話を聞くと、「あの酒、飲んだことある?」「この酒、飲まなきゃダメだよ」と有名銘柄を列挙するばかりで、なぜその酒を飲まなければダメなのか、いっこうに味の話になりません。

 要するにこの人は「銘酒のステイタス」という外観が大事なのであって、「銘酒の味わい」という内面はどうでもいいらしい。まるで一休さんの豪華な袈裟の話だね、どうも。

 ま、それらしく相槌を打って、お引き取り願いました(笑)。

 地酒の話をするのであれば、私は、日本酒の作り手さんたちが、自分の醸すお酒にどのようなビジョンを描き、どのような創意工夫で理想を実現していくのか。そのドラマの結晶としての味わいを語りたい。作り手への敬意を語りたい。

 ネットだの情報誌だのから仕入れたネタの受け売りとか、銘酒コレクションの自慢とか、いい大人が時間の無駄です。

 というわけで、地酒の話を書いたばかりにメンドくさいこともありますが、それで書くのをやめるのもシャクなので、また気が向いたらなんか書きます。だって、お酒の話って面白いんだもん。では、また。

なんの豆使ってんの?

 ときどき「おたくのブレンド、なんの豆使ってんの?」と訊ねられます。当店のラインナップを一通り熟知されているお客様はいいとして、それ以外の方へは非常に答えにくい質問です。

 と言っても、べつに秘密にしたいのではありません。説明することで、かえって誤解されてしまったり、理解を妨げたりする危険性があるからです。なぜでしょうか?

 まず、ブレンドの素材にするコーヒー豆に関して考えてみます。コーヒーは同一生産地の豆であっても、品種・栽培・精製・保管、その後の輸送状況、入国してからの経過時間や管理、さらには焙煎など、さまざまな条件によって、その香味は相当の違いを持ちます。 

 よって、たとえば「ケニアはマイルド」だの「モカは酸っぱい」だの、あたかも常識のように言う人をいまだに見かけますが、そんなに単純にひとくくりにできるものではありません。

 したがって、おおまかな地域性はあるにせよ、当店でブラジルの説明をするとすれば、「Hakoyaのブラジルのマカウバ・デ・シーマ農園ブルボンECOウォッシュトは、こういう香味です」という表現になります。

 なんとも理屈っぽくなってしまいましたが、つまり「おたくのブレンド、なんの豆使ってんの?」との問いに私が答えにくいのは、「どの国の豆を何パーセント混ぜました」と答えたところで、当店のお得意様でもないかぎり、生産国だけの情報でその豆の香味を私と相手が共有しているかは、極めて怪しいからです。

 でも秘密にしたいんだなと思われちゃうんですよね(笑)。なので、「あくまでも当店の豆を使うという前提でご説明しますが・・・」などと応じるものの、長々とくどい話になるうえに、正直どこまで伝わっているか不安になります。

 スペシャルティコーヒーだなんだともてはやされている昨今ではありますが、このようにブレンドひとつとっても、「ブレンドコーヒーを語るとき問題にされるべきは、そのブレンドの作成者のビジョンやコンセプトであって、構成する豆の生産国ではない」という本質さえ浸透しているとは言い難い現状です。

 たまたまブレンドコーヒーを例にとりましたが、前時代的な、ゆえに迷信に近い情報が、まだまだ幅を利かせていると言わざるを得ません。私を含むコーヒーを取り扱う者や各メディアは本質に基づいた正確な情報に更新していくことが責務だと考えます。

 私も勉強しなきゃね。このブログもたまにはマジメなのよ。では、また。

2015年5月10日 (日)

自分ご褒美・食事編

 続きです。

 お昼になにを食べようかという話になって、まぁとにかく自分ご褒美だし家内の誕生日でもあるし、ちょっと贅沢したいよねぇとか言って、なんかこうピンと来たステーキハウスに決めました。ハウスといっても、エントランスに入ったら受付係だけで女性が3人いるという、なんともドラマチックな店構え。

 受付の一人にいきなり「ご予約は?」と訊かれましたよ。こっちは贅沢しようとは思っているもののフラッと寄っただけですから、虚を突かれてビビりました。

 「いや予約なんかしてないです。ランチを食べに来ただけなんです。ダメなら帰ります・・・」と、もごもご答えようとしたら、「お席はありますので、ご案内します」とのこと。はぁ?・・・この無駄にビビらせるくだり、なんだったんだ(笑)?

 フロアはお昼時ということもあり、かなりの盛況でした。エントランスもドラマチックでしたが、客席もいつか映画で見たような、ニューヨークかどっかのお洒落レストランさながら。リチャード・ギアとジュリア・ロバーツが食事してそう。

 「いや、たしかに贅沢したいよねとは言ったけど、こんなレベルまで求めていたわけじゃないんです」とか心の中で呟きながら、真っ白く分厚いテーブルクロスの席に付いて、もう覚悟を決めました。こうなったら、気が済むまで食事を満喫してやると!

 ・・・ってリキむあたりが、どうにも小者です。ちなみに家内は「なにごとも勉強だよねぇ。アハハ」と楽しそう。この人には勝てない、と思った僕でした。

 さて、どのような環境でも人間は慣れるものです。だんだん落ち着いてきて、店内を見渡してみました。すると、とにかくびっくりしたことに、この店、厨房のスタッフまで入れると、客より多いじゃないの?ってくらい従業員がわんさかいます。さらに驚くことに、コントかってくらい手際が悪い(笑)。

 詳細は伏せますが、たとえば高い肉や追加の料理を代わる代わるススメに来る前に、サラダのオーダーを忘れないでほしい。伝票を持ってきて、お金もしくはカードを置くトレイを持ってこないので受付で支払おうとしたら、「お支払いはテーブルでお願いします」とか、だから、この無駄に迷わせるくだり、なんなのよ。

 ちなみに味は文句なしにおいしかったと、お店の名誉のために書いておきます。しかし、決して安いとは言えない、いやハッキリ言ってかなり高額な代金の何割かは、あのなにしてるんだかわからないスタッフの給料や、サービスと言えないサービス料に充てられているかと考えると、納得度的には微妙です。ホントにおいしかっただけに残念。

 後で知ったのですが、いまメディアで話題の店だったんですってね。ああ、なるほどなぁって、良いも悪いも、あらゆる意味で参考になる体験でした。

 「なにごとも勉強」って、家内の言ったとおりでした。長話にお付き合いいただき、ありがとうございます。来週もがんばるぞぉ。では、また。

自分ご褒美・買い物編

 連休中はたくさんのお運び、ならびにご用命をいただき、心より御礼申し上げます。遠方から初めていらしたお客様も多いわけで、私の磨きあげたオヤジギャグも初対面の方にはいささかスベりがち。えー、仕事自体は間違いありませんので、これに懲りずにまたよろしくお願いいたします。

 さて、がんばったよね、ということで家族で買い物と食事に出かけました。いわゆる「自分ご褒美」ですよ。それにしても誰が言い始めたのか、まさに魔法の言葉「自分ご褒美」。

 うーん、どうしようか、これ買っちゃおうかなぁ、でもなぁ・・・と悩みに悩む場面。家内に「自分ご褒美にすれば?」かなんか言われれば、そっか、そうだよねとレジに持ってっちゃいますもん。

 もちろん家内や娘が買い物で迷っているとき、私が「自分ご褒美にすれば?」で背中を押したりもします。日本中のこんな感じで決心した買い物、積もり積もってGDPを5%くらい持ちあげているんじゃないですか(笑)。経済産業省に「自分ご褒美研究室」を設置するべきだな。低迷する経済を救う思想「自分ご褒美」。マルクスやケインズどころじゃありませんよ。マジでノーベル賞クラスの発明だと思います。

 なんの話でしたっけ?そうそうショッピング。家内はカーディガン、娘はCDなど思い思いに買って、私はテーラードジャケットを探していたんですが、これがあなた、お目当てのショップのジャケットが、どれも見事にパツンパツン。前ボタン止まらないの。

 年齢を問わず展開しているブランドのはずなんですが、どうやらDEBUは対象外らしい。そうだよなぁ、買いに来てるオッサン、みんな痩せててかっこいいもんなぁと虚空を仰ぎましたよ。ああっ、身の程もわきまえずナイスミドルになろうとした自分が恥ずかしくていたたまれないっ。

 と、5分へこんだあと、ダントツ気に入ったジャケットを再トライしたら、かろうじてボタンが止まったので買いましたけどね(笑)。だって着たかったんです。

 そんなこんなドタバタしつつ、家族みんな買い物袋をニンマリ抱えて食事に行ったのでした。

 続きます。

2015年5月 1日 (金)

近況

 おかげさまで、忙しくしております。なんだか初夏を通り越してすっかり夏本番、みたいな天気ですが、この暑さにもかかわらずたくさんのコーヒー豆のご用命をいただき、心より感謝であります。

 GW前といえば、卸し先様からのご注文も集中します。なにしろウッカリ度合いでは人後に落ちない私だ(笑)。こんな時こそ、いっそう確実に仕事をこなさないと、卸先様のお客様にまでご迷惑をかけてしまいます。

 そんななか地元情報誌の取材を受けました。今回はゴリゴリのコーヒー特集というよりは、もう少し幅を持たせて「栃木のカフェ特集」といった感じだそうです。取材時間の予定は一時間ほどと聞かされていましたが、当日かなりオーバーしてしまいました。私どもとしましては、話の内容が濃かったと解釈していますが、私の説明が細かすぎただけだったのかもしれません(笑)。いずれにせよ、熱心な取材をありがとうございました。お疲れさまでした。なお、この情報誌が店頭に並ぶのは5月末とのこと。

 そのような次第で、ってどのような次第なんだか、例年GW中は朝の焙煎&ハンドピックやブレンドなど商品の用意がいつも以上にたてこむため、カフェの開始を正午からとさせていただきます。豆やその他、商品の販売自体はいつも通りAM11時開始です。

 よろしくお願いいたします。

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