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2019年2月21日 (木)

自転車 a Go Go! ・その3

 なにが問題かと言いますと、要するに私が希望する自転車のイメージがお店の御主人にもうひとつ伝わらない様子。

 通常、オーダーで自転車を別注する場合、レースに出たり峠を登ったり何百キロも走破するために、より速く・より軽く・より精密な車両をコンセプトに、パーツを選び組み上げるわけです。もしくはハイテクを狙わない場合、こだわりのビンテージパーツを集めて、通をうならせるレトロ調サイクリング車を現代によみがえらせたりするわけです。

 それに対して私が希望する自転車は、オーダーを受けるほうにしてみれば「なんで安くないお金をかけて、わざわざ速くない自転車を作るの?レトロ復刻でもないんでしょ?」となってしまうようです。無理もありません。

 私としては「のんきに走りたい」という、これ以上ない明確なコンセプトがあるのですが、「○○社の××」みたいに例に出すちょうどいい車種も思い当たらず、途方に暮れました。

 そういや俺、昔っからなにやるにも、なに作るにも、伝わらないんだよなぁ、はみだすんだよなぁ、どうせそういう星のもとに生まれついたのさ、ちぇっ・・・などとイジケていても始まりません。期せずしてオルタナティブになってしまう自分への疑問はひとまず置いておいて、「とにかく仕様書の通りに作ってください」と、半ば押しつけるようにオーダーしたのでした。

 実は、最終的な完成形は、ドイツの工業デザイン・バウハウスのような仕上がりにしたいという、もうひとつのコンセプトがあったのですが、これ以上お店を「え、一応サイクリング車なのにフランス風でもイギリス風でもなくドイツ?」とたたみかけるように混乱させるのは得策ではないと判断し、隠しテーマとして仕様書に託しました。

 紆余曲折ありながら仕様書を提出後、見積もりがあがってこないまま季節は初夏へ。そう自転車のハイシーズンです。依頼したお店の御主人はなにしろ腕利きのメカニック。自身の顧客の対応の他、プロチームのメンテの仕事など多忙を極め、おそらく私の自転車どころではなくなっている様子。

 まぁ、私の謎のオーダーに気乗りがしないというのもあったんじゃないかな(笑)。ともあれ秋口に入りオーダー制作の具体的な見積もりが完了したとの連絡がありました。

 続く・・・かもしれない。

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