« 2019年12月 | トップページ | 2020年4月 »

2020年1月

2020年1月21日 (火)

ディリリとパリの時間旅行

 昔はねぇ、熱心にブログを書いてたもんですよ、ええ。おかげさまでごくごくローカルな反応ながら、お客様に楽しんでいただけてる感触はありました。でも、いろいろと思うところありまして、このごろは更新控えめでお送りしております。

 ・・・何の話かって?いやそんなわけで、好きでちょこちょこ観ている映画の話題もずっとブログに書かなかったんですが、先日宇都宮のヒカリ座で観た「ディリリとパリの魔法時間」があまりにも素晴らしすぎたので、これはもうぜひご紹介したいと。

200121dilili なにしろまず、映像が夢のように美しい。 音楽も心から酔いしれるように美しい。ストーリーも胸ワクワク。ベル・エポックの実在の芸術家・科学者・天才・異才・学者・知識人が総出演。知的好奇心が刺激されまくり、問題提起にそうだそうだと熱くなり、そして涙腺ウルウルのシーンも。アニメーションに限らず、今まで見た映画の中でも、自分にとってひときわ特別な作品のひとつになりました。

 それにしても19世紀末から20世紀初頭のパリ。数えきれないほどの才能が集まり、凝縮されて化学反応を起こし、ついには沸点に達したと申しましょうか、とんでもない文化的なカオスであったことを、この映画は見事に描いています。

 また、人物のセリフも憎い。ロートレックはロートレックのように、ピカソはピカソのように、会ったこともないのにおそらく彼らはこんな人だったんだろうなぁと説得力満点の描写。まるで観客の自分がそこにいるかのようですよ。

 ストーリーは二重三重の深みを持っていますし、現代に通じる風刺、やや猟奇的な描写など、かわいい・きれいだけの作品ではなく、子供は子供の感受性で、大人は大人の解釈で、どの世代でも楽しめる作りになっています。と、私は思います。

 さて、ここまで書いておいてなんですが、私のような素人が利いた風なことを言っても、この映画の魅力は全然伝わらないと気づきました。興味をお持ちの方は、ぜひご鑑賞ください。損はさせません。なにしろ、当店のブログは自己出資で、広告なしですから、記事を書いても一銭にもなりません。それなのにお勧めしちゃうんですから(笑)。

2020年1月 7日 (火)

今年もよろしくお願いいたします

 明けましておめでとうございます。

2020nenga_hp_top_s この年末年始、たいへん多くのお客様にお越しいただき、もう無理というくらい忙しくさせていただきました。コーヒー屋冥利に尽きるとはこのことです。

 で、大みそかは午後4時にラストオーダー、5時に閉店し、弟が手配してくれた名店のお蕎麦を茹で、家内が所用をこなしている間に私が鶏と葱のつゆをこさえて、紅白歌合戦を観ながら家内・娘と無事年を越しました。

 しかしなんですね、ここ数年の紅白歌合戦。NHK的に「結局さぁ、どう作っても誰かしらなんか言うしなー。好きにやっちゃえばいいんじゃね?」と開き直ったのか、マジョリティーな視聴者をかえりみない感じで、ある意味スリリング。私個人的にはその「秀才がトチ狂ったような演出」は意外に楽しめます。ま、出演者のかなりの人をよく知らないんですけど(笑)。

 紅白はその年を代表する歌を、歌手を出すもんだ、という批判記事を読みましたが、私が思うに、嗜好も価値観も限りなく多様化・再分化した現在、国民の総意で今年を代表する歌だという一曲は、もうすでに存在しないのではないかと。ゆえに視聴者それぞれ、その世代世代、立場立場で互いに知らない歌手がごちゃまぜに出演する近年の紅白は、「拡散に加速度がつき、混迷を極め、もはやひとつには戻れない時代」をはっきりと映し出しているのではないでしょうか。であれば、紅白歌合戦は結果的にちゃんとその年を総括していると言えましょう。

 ・・・なんでこんなこと書いてんだ、俺(笑)?

 ともかく、そうこうしていて年が明け、お雑煮やおせちを家族でしみじみ食べました。実家にあいさつに行き、初詣に出かけ、撮りためたTV番組の録画をゴロゴロしながら消化し、家内の実家にもあいさつに行き、宇都宮で身の回りのものやら店の備品やらお買いもの。新年の開店前に墓参り。娘は新学期のため戻って、そんなふうな2020年のスタートです。

 みなさま、本年も自家焙煎珈琲のHakoyaをお引き立てくださいますよう、心よりお願い申し上げます。

« 2019年12月 | トップページ | 2020年4月 »

2020年10月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31